ポンプ直送給水(圧力給水ポンプ)方式

ポンプ直送給水(圧力給水ポンプ)方式

敷地内、もしくは建物内へ受水槽を設置しポンプにて加圧給水する方式です。
給水本管の圧力不足や口径不足などにより直結給水方式や増圧直結給水方式が採用できない建物に採用されます。また、断水時に水の供給が必要な病院などの建物に採用される為、中規模、大規模な建築物で多く採用されています。

 

受水槽に一旦水を蓄えてから加圧ポンプにて各所へ給水を行うため、水道本管から必要水量を直接給水する直結給水方式や増圧直結給水方式よりも給水管の引き込み口径を小さくすることが出来きます。

 

加圧ポンプは、内臓されている圧力タンクにより発停を行う圧力タンク方式と、末端圧力を一定制御するインバーター方式のポンプがあります。

 

 

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ポンプ直送給水(圧力給水ポンプ)方式関連エントリー

直結給水方式
水道を直接敷地内へ引き込み、そのまま水道配水管の持っている圧力を利用して各所に給水する方式です。
増圧直結給水方式
直結給水方式の利点を活かし、欠点である圧力不足を補う事のできる給水方式です。
重力給水方式
地上もしくは地階へ設置された受水槽より建物最上部へ設置した高架水槽へと揚水ポンプにて水を押し上げ、その高架水槽から重力で給水する方式です。
給水負荷の算出
給水設備設計の要点は、給水方式の決定と給水負荷の把握になります。
建物種類別単位給水量・使用時間・使用人員表
日最大使用水量を求める際に必要な建物種類別単位給水量・使用時間・使用人員表になります。
日最大使用水量・時間平均使用水量の算出
日最大使用水量・時間平均使用水量の算出は建物利用人数及び使用時間により算出されます。
水撃作用(ウォータハンマー)について
水撃作用とは、ウォータハンマーのことであるが管内を流体(水)が流れるとき、弁等によって流れを急に止めると、水の運動エネルギーは圧力に変わり、管内に急激な圧力上昇を起こし、場合によっては水槌音が発生することがある。
受水槽・高架水槽の概算容量の求め方
水槽上部の空き容量が必要だし下部も底まで使用出来ないのでその辺を十分考慮して外径寸法を決定する必要があります。
給水管径の算定
給水管径の算定方法には、次の流量から管径の求める方法と管均等表による方法の二通りがあります。
損失水頭計算方法
@ ウェストン公式による方法。 A ヘーゼン・ウィリアムス公式による方法。
pH計
pH計とは水溶液の酸性アルカリ性の程度を測る計器です。
pHとは
pHとは、水素イオン指数(potential Hydrogen)のことをいいます。
ウォーターハンマーの生じる箇所
ウォーターハンマーが生じると、配管や器具類を振動させたり、騒音を生じたり、配管の破損および漏水の原因となります。
計画使用水量
計画使用水量とは、給水装置工事の対象となる給水装置に給水される水量をいい、給水管の口径、貯水槽容量の計画をする際の基礎となるものです。
配管とポンプの関係
配管とポンプ圧力には反比例の関係があり、配管サイズを大きくするとポンプ圧力を小さくする事ができ、逆に配管サイズを小さくするとポンプ圧力が大きくなります。
給水量の求め方
一定規模以上の給水器具を有する事務所ビルなどの場合