換気設備

換気設備記事一覧

厨房における必要換気量の求め方

厨房の換気については極所換気(排気フードによる換気)がほとんどです。ここではまず排気フードによる必要換気量の求め方をみにつけましょう。早速本題にはいります。まず、必要換気量を求めるには次の計算式を使います。(1) ガス器具より発生する廃ガス(二酸化炭素等)を排出するための換気量をもとめます。 例えば...

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厨房の必要換気量を求める際の注意点

【 フードの大きさと高さについて 】高さについては建築基準法施行令第20条第2項第7号(イ)に定められているように、火源又は火を使用する設備もしくは器具より排気フードの下端まで1m以下にする。大きさについては、熱とか排ガスとかいうのは拡散していこうとするのでそれを捕集するのに十分な広さがもとめられる...

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開口面積の求め方

給排気口の開口面積の求め方について紹介します。開口面積=1時間当たりの必要換気量(m3/h) ÷ (3600×風速(m/sec)×有効開口率)【例】一時間当たりの自然給気必要量が1,000m3の部屋があったとします。この場合の計算式は以下になります。給気ガラリの場合の面風速  3.0(m/sec)ガ...

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正しい計画換気の基本

正しい換気計画としては、「よどみ」ができないように家の中の空気の流れを計画することです。基本的に換気の目安は1時間で0.5回とされています。つまり2時間に1回、室内すべての空気が入れ替わるのが理想とされています。しかし、ただ単に換気扇が付いていればいいというわけではありません。どこから空気が入り、何...

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ダクト静圧計算式

換気ダクトの静圧計算は、管内の損失水頭計算と基本的には考え方はおなじです。直管部の計算式と流路断面変化部の計算式を別々に表記します。円形直管部静圧 △P1 =λ・(I/d)・(γ/2g)・V2 ←単位(kg/u=9.8Pa)λ:管摩擦係数 ←換気設備の騒音のページに載っています。I:ダクトの直管長...

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第一種機械換気

第一種機械換気とは、給気側と排気側にそれぞれ専用の送風機を設ける換気設備です。給気、排気が送風機によって強制的に行うため、もっとも確実に換気を行える方式といえます。外気と遮断された無窓の居室や窓が開放できない空調室などで確実な換気量を必要とする部屋のほかに、厳密な圧力や気流分布を必要とする実験室など...

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第二種機械換気

第二種機械換気とは、給気側だけに送風機を設けて室内を正圧に保ち、排気は室内圧が正圧になった分だけ排気口から逃す方式です。この方式では給気量が確実に期待できるので、空調における外気の取入れや燃焼室、又は、手術室・クリーンルームなど汚染空気の流入を防止する必要のある場所で用いられます。逆に臭気や有毒ガス...

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第三種機械換気

第三種機械換気とは、排気側だけに送風機を取り付け、室内を負圧にして換気する方式です。給気はガラリなどの給気口を通じて負圧となった室内に自然に流れ込みます。一般的にこの方式は、便所や浴室などのように臭気や水蒸気などが発生する部屋の換気に適してます。しかしながら、この第三種換気は給気時、冷たい外の空気を...

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静圧

静圧とは、流動する気体又は液体の全圧から動圧を差し引いた圧力をいい、流れの方向に対して垂直に作用する単位面積当たりの力をいいます。kg/m2及びmmAg(mmH2O)の単位にて表します。ダクト内部のあらゆる面に及ぼす圧力=静圧風速により生ずる圧力=動圧動圧 + 静圧 = 全圧わかり易く例えるならば膨...

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シックハウス対策の基礎知識

中性能フィルター(MEPAフィルター)とは、主として粒径が、5μmより小さい粒子に対して捕集効率が60〜95%程度の粒子捕集率を持つエアフィルターのことをいいます。性能はHEPAフィルターよりもやや劣りますが、それでも花粉の集塵能力には十分優れています。特にHEPAフィルターの前処理フィルターや室内...

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中性能フィルター(MEPAフィルター)

中性能フィルター(MEPAフィルター)とは、主として粒径が、5μmより小さい粒子に対して捕集効率が60〜95%程度の粒子捕集率を持つエアフィルターのことをいいます。性能はHEPAフィルターよりもやや劣りますが、それでも花粉の集塵能力には十分優れています。特にHEPAフィルターの前処理フィルターや室内...

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ULPAフィルター

ULPAフィルターとは、Ultra Low Penetration Air フィルターの略です。JIS規格で、定格流量で粒径が0.15μmの粒子に対して99.9995%以上の粒子捕獲率をもち、かつ初期圧力損失が245Pa以下の性能を持つエアフィルタで、半導体工場の様な高い清浄度が要求されるクリーンル...

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火気を使用する場合の換気設備

火気を使用する場合の換気設備について説明します。まず火気を燃焼させるためには、ガス、灯油、重油などの燃料が必要で、そこに酸素が供給され、燃料の着火温度に達したら燃焼します。燃料が燃焼すると、燃料の可燃性成分が酸素と反応し炭酸ガスと水蒸気が発生します。さらに燃料成分中の不燃性分や供給された空気中の窒素...

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排煙設備

排煙設備には、自然排煙方式と機械肺炎方式の二種類があり、火災が発生した際に熱と煙を建物内から排除する設備です。機械排煙方式の場合、排煙ダクト、ファンが必要となり設備費が多額となり、自然排煙方式から検討を行うのが通常となります。設置基準は、建築基準法と消防法でそれぞれ基準があり、双方共に確認が必要とな...

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建築基準法上の排煙

建築基準法上の排煙排煙用開口の種別必要有効開口面積排煙口の位置手動開放装置の位置政令で定める窓・その他の開口部床面積の1/50以上天井面もしくは天井の下方から80cm以内規定なし自然排煙設備の排煙床面積の1/50以上上記かつ防煙垂壁のたけの範囲内壁に設置の場合は床面から80cm〜150cm、天井より...

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消防法上の排煙

消防法上の排煙建築用途機械排煙設置基準緩和条件劇場・集会場等舞台部分の床面積≧2000u・怜8-1、規29条の条件を満たす。・建築基準法の排煙設備を有する。・既存防火対象物百貨店・キャバレー・遊戯場等地階又は無窓階床面積>1000u地下街地階又は無窓階床面積>1000u

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建築基準法上の機械排煙設備内容

建築基準法上の機械排煙設備内容排煙構成諸 元備 考排煙口位置・防煙区画に1個以上、区画内から30m以内に設置・天井面または天井より下方80cm以内、防煙垂壁の背丈以内 大きさ・面積0.04u以上吸込み風速・10m/s以下手動開放装置位置・壁に設置の場合は、床面から80cm〜150cm、天井より吊り下...

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室内発生熱を除去するための換気量計算

室内の上限温度が外気温より高い場合、室内発生熱を除去するための換気量計算は以下の計算式で求められます。Qh=3600×室内熱発生量[kW]/(Cp・pa・Δt)  Qh : 発生熱除去換気量[m3/h]  Cp : 空気の定圧比熱 1.006KJ/(kg・K)  pa : 空気密度 1.2[kg/m...

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室内に発生したガス量を除去するための換気量計算

室内に発生したガス量を除去するための換気量は次式で求められます。Qg=室内ガス発生量/(k-ko)  Qg : 発生ガス除去換気量[m3/h]  k  : 室内ガス許容濃度[g/m3、m3/m3]  ko : 屋外ガス濃度[g/m3、m3/m3]換気方法については、第1種機械換気及び第3種機械換気...

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ボイラ室・直焚冷温水機械室の換気

ボイラ室・直焚冷温水機械室の換気について【換気量】 10回/h(熱計算による)【換気方式】 第一種機械換気【計算式及び注意点】・燃焼空気量を給気に加算し、室内は負圧にならないようにします。・燃焼空気概算値 1.12m3/3600kJ(燃料発熱量)・夏期に使用する場合は、熱計算によるチェックが必要とな...

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電気室の換気

電気室の換気について【換気量】 20回/h〜30回/h(熱計算による)【換気方式】 第一種機械換気 第三種機械換気【計算式及び注意点】・屋外へ通じる有効な換気を設ける必要があります。・電気室内の許容温度は40℃以下にする必要があります。・発熱量は、電気設備設計へ確認が必要です。・熱計算による必要換気...

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エレベータ機械室の換気

エレベータ機械室の換気について【換気方式】 第一種機械換気 第三種機械換気 自然換気【計算式及び注意点】・エレベータ機械室の許容温度は40℃以下にする必要があります。・発熱量は、エレベータメーカーへ確認が必要です。・換気設備はサーモスタッドによる運転とします。・発熱量が多い場合は、冷房設備を設ける必...

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シックハウス換気設備

シックハウスに対する換気設備は、室内空気のT-VOC(総揮発性有機化合物)の暫定目標値を、通常の居住状態で達成可能なレベルとして判断された400μg/m3以下と設定されています。つまり、VOC濃度を低減させることでシックハウスの発生リスクをかなり低減できるのです。換気設備は基本的に居室すべてに必要と...

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