熱力学

熱力学記事一覧

エネルギー保存の法則

エネルギー保存の法則とは、エネルギーが物体から物体へ移動したり変化する際、そのエネルギーの総量は変化しないという物理学においては基本的な法則の一つです。例えば電気温水器ですが、1kWhの消費電力で作る事のできる熱エネルギーは860kcalです。これ以上の熱量を作り出すことはできません。ただし、例外が...

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熱力学第零法則

熱力学における重要な法則のひとつとして、熱力学第零法則があります。熱力学第零法則とは、物体AとB、BとCがそれぞれ熱平衡ならば、AとCも熱平衡にある。という原則を示しています。熱平衡とは、つまり熱的つりあいにある物体同士は同じ温度を持つため、AとBが熱平衡であればAとBの温度は等しく、BとCが熱平衡...

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熱力学の第一法則

熱力学の第一法則とは、熱エネルギー、力学的エネルギーおよび化学的エネルギーなどの総和の保存、すなわち総エネルギー保存の原理、エネルギー不滅の原理を示すもであります。熱力学の第一法則には以下のような種々の表現の仕方があります。@機械的仕事が熱に変わり、または熱が機械的仕事に変わる場合、機械的仕事と熱量...

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熱容量と比熱

「熱容量」とは、物質の温度を1℃上げるのに必要な熱量をあらわします。また「比熱」とは、1gの物質を1℃上げるのに必要な熱容量をあらわします。つまり、水の比熱を1として、水を1℃上昇させるのに必要な熱量は熱量(Cal) = 比熱 x 質量(g) x 温度変化(冲)より 1カロリーとなります。(1リッ...

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熱貫流率

熱貫流率は、壁やガラスなどからの熱の伝わりやすさを表す値です。(熱通過率と表される場合もあります。)熱は、温度の高い所から低い所へ移動する現象を熱貫流といい、1時間で面積1uあたり何Kcalの熱が移動するかを表します。熱貫流率は小さいほうが断熱性に優れます。この率は流体と壁面との間の熱伝達率及び壁体...

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絶対温度

シャルルの法則で、絶対零度(0K)になると熱運動はすべて停止するため、それ以下の温度は存在しないとされています。(絶対零度(0K)はセシウス温度で表した場合?273.15 ℃になります。)また、この状態に近づくことは出来るが、理論上到達する事は不可能とされています。そこで、絶対温度とは最低の温度を基...

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エンタルピー

エンタルピー(enthalpy)とは、物体が内部にもっている総エネルギー(熱量の合計)の事で、内部エネルギーと、圧力と体積の積からなるエネルギーの和で表わされます。単位はkcal/kgになります。エンタルピーの定義H=U+PV (エンタルピー=(内部エネルギー)+(圧力×体積)) H : エンタルピ...

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熱膨張率

熱膨張率は熱膨張係数ともいわれ、温度の上昇により物体の体積及び長さが膨張する割合をいい、単位は1Kであらわします。温度の上昇により長さが変化することを、線膨張率又は、線膨張係数といい、温度の上昇により体積が変化することを、体積膨張率といいます。熱膨張率には次の関係があります。β=3α β : 体積膨...

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熱貫流量

熱貫流量とは、熱貫流によって流出入する熱量を表します。熱貫流率Kのときに1時間に流れる熱貫流量Qは次式で求められます。Q=K・A(t1-t2) t1:高温側温度(℃) t2:低温側温度(℃) A:壁体の面積(u)

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