厨房における必要換気量の求め方

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厨房における必要換気量の求め方

 

厨房の換気については極所換気(排気フードによる換気)がほとんどです。

 

ここではまず排気フードによる必要換気量の求め方をみにつけましょう。

 

 

早速本題にはいります。

 

まず、必要換気量を求めるには次の計算式を使います。

 

 

(1) ガス器具より発生する廃ガス(二酸化炭素等)を排出するための換気量をもとめます。 

 

例えばプロパンガスを使用した厨房があってフードの下に3口コンロ1台と、2gのガス釜1台があったとするとその厨房の必要換気量は次の式で求めます。

 

必要換気量(V) = 定数 x 理論廃ガス量 x 発熱量

 

20 x 0.93m3/kwh x ( 9.1 + 2.2)kw = 210.18m3/h

 

もしくは、

 

定数 x 理論廃ガス量 x 単位当たりの発熱量 x 燃料消費量

 

20 x 0.93m3/kwh x 13.95kw・h/kg x ( 0.65 + 0.16 )kg/h = 210.17m3/h

 

となります。

 

 

(2) フードの断面積をもってもとめます。

 

例えば、フードの断面寸法を 巾 1.2m 奥行き 0.85m とする。風速は、0.35m 〜 0.5 m/秒とします。

 

必要換気量(V) = 0.9m x 0.8m x 0.5m/sec

 

0.36m3/sec x 3600sec = 1,296m3/h

 

(1)と(2)でかなりの値に差が出ました。

 

逆に(1)で求めた必要換気量をフードの断面積より、求める吸い込み風速は

 

風速 = 210.18m3/h ÷ (0.9m x 0.8m) = 291.9 m/h
= 291.9 ÷ 3600sec
= 0.081m/sec

 

となり吸い込み風速はかなり遅いものとなります。

 

このぐらい遅いと、人が側を歩くだけで吸い込みがみだれてしまいます。(人が歩くと0.23m/sec の風が起こるというそうです。)

 

人が歩くだけで揺らぎ発生するわけであります。

 

カズ器具にかなりの廃ガスを発生するものを使用しない限りフードの断面積で求める(2)の計算式で求めてよいことになります。

 

この際の注意点を、こちらで紹介しています。

 

 

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