手計算による最大負荷計算法

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手計算による最大負荷計算法

手計算による最大負荷計算法とは、昭和47年に空気調和・衛生工学会の空調設備基準委員会第2小委員会負荷計算法分科会により発表されました。

 

同計算法は、同時に発表された「動的熱負荷計算法」と、同一の計算原理に立脚して組立てられたものであり、非定常計算の手法を手計算に取り入れた計算法で、その合理性と計算精度は、画期的・革命的な空調負荷計算法であります。

 

発売当時は、手計算にて煩雑な部分もありましたが、現在はパソコンにより煩雑で単調な計算部分は、自動的に計算されるので、入力作業は、定常計算の手法による場合と全く同等で、出力結果は、ブラックボックスのない、合理的でグレイドの高い計算結果が得られます。

 

 

手計算による最大負荷計算法の特徴

 

@
伝熱負荷の計算に於いては、壁の種類を、近似単層壁置換計算により、8種のタイプに分類し、各typeに対して設定した、Respones_Factors(実効温度差用応答係数)を用いて算出される実効温度差(ETD) により伝熱負荷を算出する。
壁typeの分類は、どの様な構造の壁であっても、近似単層壁置換計算により、明確なる根拠をもって、キチンと分類される。

 

また、Respones_Factors(実効温度差用応答係数)が明示されているので、どの様な地区であっても、その地の緯度経度と、1日の時刻別の乾球温度が判明すれば、実効温度差を算出することが出来る。

 

 

A
日射負荷の計算に於いては、窓ガラスを透過する日射負荷は、その全てを即時負荷とはせず、その一部の輻射成分については、一次的に床等の構造体に吸熱された後に、二次的に、対流等によって室内に放熱されるという、伝熱の実態(time_lag)に則して、壁(床)の種類を、近似単層壁置換計算により、8typeに分類し、各typeに対して設定した、Respones_Factors(吸熱修正用応答係数)を用いて算出される、吸熱修正係数(AMF) により補正する。

 

壁(床)typeの分類は、近似単層壁置換計算により、明確なる根拠をもって、キチンと分類される。

 

 

B
間欠運転時の蓄熱負荷の計算に於いては、仮想・非空調時流入熱量の積分値(QNT) を算出し、室を構成する構造体の熱特性(室の吸熱単位応答)に基いて算出される、蓄熱比(SR)及び、放熱係数(SGFt)を用いて、間欠運転時の蓄熱負荷を算出する。

 

尚、仮想・非空調時流入熱量の積分値(QNT) は、装置の運転時間及び時間帯によって、大いに差異を生じる。

 

 

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