タスクアンビエント空調

タスク・アンビエント空調

タスク・アンビエント空調とは、タスク域(人が常時いる空間)とアンビエント域(それ以外の空間)の2つに分け、タスク域(人が常時いる空間)を集中して温度制御する事を目的とした空調方式です。

 

全体を均一に空調する方式と比べ、タスク域のみを快適に保つように制御することで、空調負荷及びランニングコストできると考えられています。

 

【長所】
・パーソナル空調なので,快適性が非常に良好である。
・省エネルギーによるランニングコストの低減が期待できる。

 

【短所】
・計画段階から,空調デスク,空調パーティションを製作するメーカとの打合わせが必要である。

 

 

<引用・参考文献>
建築業協会:タスク・アンビエント空調,建築の省エネルギー,1993.6
新日本空調株式会社ホームページ

 

 

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ファンコイルユニット方式
外気冷房
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