排水トラップ

排水トラップ

排水トラップとは、排水経路の途中を水で遮断し、そこから空気や硫化水素等のガス及び衛生害虫等の侵入を防止する働きをします。

 

排水トラップには以下のような形式があります。

 

・Sトラップ
・Pトラップ
・Uトラップ
・ベルトラップ
・ドラムトラップ
・サイフォン式水封トラップ

 

 

【注意点】
気をつけて頂きたいのが二重トラップ(ダブルトラップ)です。
二重トラップ(ダブルトラップ)とは、1個の器具の配管に直列に2個以上のトラップを接続することです。
二重トラップ(ダブルトラップ)にしてしまうと、排水の流れの抵抗が増大し排水不良の原因となるため禁止されていますが、施工ミスが多くトラップ付き桝(トラップ桝)を設置しているにも拘らず、途中でトラップをつけてしまうといった事例が多いようです。

 

 

クリックでポチッ!と投票をお願いします。
にほんブログ村 住まいブログ 住宅設備・設備工事へ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ

 

排水トラップ関連エントリー

排水設備
建築設備設計で排水の計画を行う際は、まず敷地周辺の公共下水道の有無や取り付け高さや配管口径、勾配などの調査を行う。
排水負荷計算の手順
排水負荷計算は自然排水の排水管の配管口径を決定するさいに使用されるが、給水装置の 水理計算とよくにています。
排水管の流量計算方法
自然排水における排水管流量を計算する方法をマスターしましょう。
貯水槽排水時間の計算方法
貯水槽排水時間の計算方法について説明します。
グリース・トラップ(Grease trap、グリスト、GT)
基本的には、受けカゴ、水槽、トラップ管の3点による構造が一般的です。
自己サイホン作用
自己サイホン作用とは、衛生器具のおいて排水を行う際に、その器具自身の排水によって生じるサイホン作用により、器具トラップの封水が流出し、封水が失われる現象のことをいいます。
浄化槽
平成13年4月1日から浄化槽法が改正され、法律上では、合併浄化槽のみが「浄化槽」として位置づけされ、トイレの汚水のみを処理する単独浄化槽は、原則として新たな設置ができなくなりました。また、現在設置されている単独浄化槽を合併浄化槽に設置替えするよう努めなければならなくなりました。