建築設備士

建築設備士

建築設備士とは、建築士の求めに対し建築設備の設計、工事監理に関するアドバイスを行える建築士法に基づく国家資格です。

 

建築設備士の取得者は4年の実務経験で一級建築士試験の受験資格が、また、実務経験不要で二級建築士、木造建築士試験の受験資格が与えられています。

 

本資格取得者による一級建築士試験の受験資格については、国交省建築士制度小委員会にて検討され、二級建築士と同様に4年の実務経験により受験資格が与えられることになりました。
また、建築設備士として5年以上の実務経験に加えて一級建築士を取得した者は、「設備設計一級建築士」の講習・考査を受ける事が可能となります。
【登録者数】
建築設備士の資格者数と登録者数(平成21年3月31日現在) 建築設備士36,625名 登録者33,783名 登録率(登録者/建築設備士)92.2%
尚、資格者の約2/3を締める 24,421名は資格創設当時の特例措置として実務経験+講習及び修了考査による取得者である。

 

【受験資格】

 

『学歴(大学、高等学校、専修学校等の正規の建築、機械又は電気に関する課程を修めて卒業後、学歴ごとに定められた実務経験も必要) 』
・四年制大学の建築・機械・電気卒業の場合 : 実務経験2年以上
・短期大学、高等専門学校、旧専門学校築・機械・電気卒業の場合 : 実務経験4年以上
・高等学校、旧中学校の建築・機械・電気卒業の場合 : 実務経験6年以上
・その他 学校・専攻により : 実務経験2〜6年以上

 

『資格(2年以上の実務経験も必要) 』
・一級建築士
・一級電気工事施工管理技士
・一級管工事施工管理技士
・空気調和・衛生工学会設備士
・電気主任技術者(一種〜三種)
・実務経験のみ9年以上

 

 

【試験】

 

一次試験が6月頃、二次試験が8月頃となっていて、札幌市、仙台市、東京都、名古屋市、大阪市、広島市、福岡市で試験が行われる。

 

試験科目 [編集]一次試験(学科)
1.建築一般知識 30問(合格基準点 12点以上 40%)
2.建築法規 20問(合格基準点 10点以上 50%)
3.建築設備 50問(合格基準点 25点以上 50%)
4.合計 100問(合格基準点 60点以上 60%)
全て5択問題

 

各課目及び合計点が全て合格基準点以上で合格となる。

 

二次試験(設計製図・記述)
1.建築設備基本計画
2.建築設備基本設計(空調・換気設備、給排水衛生設備、電気設備より1部門選択)
※第一次試験(学科)の合格者は翌年に限り第一次試験の受験が免除される。

 

 

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