予測平均申告と予測不満足率
予測平均申告(PMV指数)は体感温度ではなく、温冷感を指標にしたことが特徴的です。
人体の熱的快適感に影響する要素は、6つあり、室温、平均放射温度、相対湿度、平均風速の4つの物理的要素と2つの人間側の要素である在室者の着衣量と作業量が関係します。
人間がその時暖かいと感じるか、寒いと感じるかを「7段階評価尺度による数値」で表しています。
予測不満足率(PPD指数)は、人間がある暑い寒いの状態の時に何%の人がその環境に不満足かを表すのに用いられます。
この指標は、オフィスなど通常人が居住する比較的快適温度範囲に近い温熱環境を評価するのに適してします。
PMVが−2〜+2の範囲内の温熱環境評価に用いるのがよいとされています。ISOの標準では、PMVが±0.5以内、不快者率10%以下となるような温熱環境を推奨しています。
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