直達日射と天空輻射

直達日射と天空輻射

直達日射とは、直接太陽光線が地面に達する日射の事をいいます。

 

直達日射量は、太陽光線に垂直な面で受けた直達日射エネルギー量として定義されています。また、直達日射量から計算される大気混濁係数は、大気中のエーロゾル、オゾン、二酸化炭素、水蒸気などによる日射の減衰をあらわす指標となり、気候の長期変動、火山噴火などによる上層大気の混濁係数及び大気汚染の調査などに利用されています。

 

 

また、天空輻射とは大気中の水蒸気等によって乱反射し、地表に達する日射の事を言います。

 

 

地上に到達するエネルギーは、可視光線と赤外線が大部分で、紫外線は1〜2%です。

 

紫外線(380nm以下の短波長)
化学線ともいわれ、消毒作用や骨の発育などに必要なビタミンDを形成する生育作用、日焼けなどの化学作用があります。

 

可視光線(380〜780nm)
人間に明るさや色彩を感じさせる光としての効果があり太陽熱エネルギーの約半分を占めます。

 

赤外線(780nm以上)
熱線ともいい、加熱・乾燥などの熱作用があります。

 

 

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直達日射と天空輻射関連エントリー

可照時間と日照時間
可照時間とは日の出から日没までの時間で、日照時間は実際に太陽が出ていた時間です。
季節と大気透過率
夏季と冬季とでは日射の通過する割合が異なります。
太陽定数
太陽定数とは、大気圏外で太陽光線に対して垂直な1m2の面が1秒間に受けるエネルギーを太陽定数といいます。
代謝と基礎代謝量
代謝とは、食べ物を食べ呼吸する等の身体を維持していく為に体内で生じる現象をいいます。 また、基礎代謝とは最低限、身体を維持するために必要な熱量の基準量をいいます。
メットとクロ
安静時の代謝量をmet(メット)という熱量の単位で表し、1metの時にちょうどバランスが取れる着衣状態を1clo(クロ)という単位で表します。
有効温度と修正有効温度
有効温度は、空気の@乾球温度、A湿球温度、B風速の三つの要素の組合せによる総合的な効果が人体に及ぼす実感的な温度を、同じ体感を得る無風で湿度100%の時の温度で表したもの(ヤグロー線図)をいう。同じことを湿度50%の時の温度で表したものを「新有効温度」といい、どちらも記号は「ET」である。修正有効温度(CET)は、これにふく射温度(グローブ温度計で測定した値)を加えたものをいう。
予測平均申告と予測不満足率
予測平均申告(PMV指数)は体感温度ではなく、温冷感を指標にしたことが特徴的で、1994年、ISO規格(ISO7730)になりました。 予測不満足率(PPD指数)は、人間がある暑い寒いの状態の時に何%の人がその環境に不満足かを表すのに用いられます。