太陽定数
太陽光線による熱量の変化は、1uの板に1時間当たりに受ける熱量で表します。
大気圏外では緯度による太陽光線の熱量の変化がほとんどなく、この熱量を太陽定数といいます。
逆に、大気圏内では大気による影響を受け、緯度による熱量の差が大きくなります。
太陽定数(たいようていすう) [ 日本大百科全書(小学館) ]
太陽と地球との平均距離(1億4960キロメートル)のところで、太陽光線に垂直に置いた面に入射する放射エネルギー量をいい、1平方メートル当り1.37キロワットである。地上での放射エネルギーは、地球大気の吸収などのために太陽定数の約半分であり、1平方メートル当り約700ワットとなる。太陽の11年の周期活動に伴って変動し、活動の極大期には、約0.14%だけ大きくなる。
[ 執筆者:日江井榮二郎 ]
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