損失水頭計算方法
@ 損失水頭の内訳には、
@ 管の流入・流出口における損失水頭。
A 管の摩擦による損失水頭。
B 水道メータ・給水用具類による損失水頭。
C 管の曲がり・分岐・断面変化による損失水頭。
がある。下のファイルの「取付用具その他の直管換算表」からもお解りのようにこれらのうち主なものは、A、Bであり C は損失水頭の数値が小さいので計算上省略しても影響は少ない。
損失水頭の計算による求め方は、
@ ウェストン公式による方法。
0.01739 - 0.1087×D L V2
h = (0.0126 + ―――――――――) × ――― × ―――
√V D 2 g
A ヘーゼン・ウィリアムス公式による方法。
ダルシ・ワイスバッハの式を基にした実用管路の実験式で、流量線図の作成等に用いられ損失水頭は次の式で求められる。
-1.85 -4.87 1.85
h = 10.666 × C × D × Q
h:管の摩擦損失水頭 (m)(又は動水勾配)
V:管内平均流速 (m/s)
L:管延長 (m)
g:重力の加速度 ( 9.8m/sec2)
C:流速係数(110〜130)
D:管の内直径 (m)
Q:流量 (m3/S)
がある。それ以外に実験値として東京都水道局実験式がある。
ウェストン公式と東京都水道局実験式は、銅管・ポリエチレン管・硬質塩化ビニル管・鋼管等の口径 50mm 以下の給水管の摩擦損失水頭の計算に使用され、ヘーゼン・ウィリアムス公式は管径 75mm 以上の給水管の摩擦損失水頭の計算に使用される。
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