熱力学第零法則
熱力学における重要な法則のひとつとして、熱力学第零法則があります。
熱力学第零法則とは、物体AとB、BとCがそれぞれ熱平衡ならば、AとCも熱平衡にある。という原則を示しています。
熱平衡とは、つまり熱的つりあいにある物体同士は同じ温度を持つため、AとBが熱平衡であればAとBの温度は等しく、BとCが熱平衡であればBとCの温度は等しいのでAとCの温度も等しくなります。
この熱力学第零法則により、温度計、温度というものが定義可能となります。
氷点あるいは沸点の水と温度計(例えば水銀柱)とが熱平衡にある点を基準として、セルシウス度、華氏などの温度が定義されました。
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