熱力学の第一法則

熱力学第一法則

熱力学の第一法則とは、熱エネルギー、力学的エネルギーおよび化学的エネルギーなどの総和の保存、すなわち総エネルギー保存の原理、エネルギー不滅の原理を示すもであります。

 

 

熱力学の第一法則には以下のような種々の表現の仕方があります。

 

@機械的仕事が熱に変わり、または熱が機械的仕事に変わる場合、機械的仕事と熱量との比は一定である。

 

A熱は力学的エネルギーと同種のエネルギーである。

 

B熱と仕事とはともにエネルギーの一種であって、その一方から他方に変えることが可能である。

 

また、熱力学第一法則はdU = δQ - δW
(dUは閉じた系の内部エネルギー変化、δQは系が外部から加えられた熱量、δWは系が外部にした仕事)
といった形で表現されます。

 

 

「第一法則」と言うからには、熱力学には「第ニ法則」もあります。

 

「第ニ法則」はエントロピー増大の法則になります。

 

「第三法則」は、絶対零度よりもさらに低い温度はありえないことを示しています。

 

 

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