プルサーマル

プルサーマル

プルサーマルとは、プルトニウムとサーマルリアクター(一般的な原子力発電所)の2つ合わせたを言葉です。

 

プルサーマルの仕組みについては、原子力発電所で使い終わった使用済ウラン燃料を再処理して、ウランおよびプルトニウムを回収し、ウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料として再び現在の原子力発電所(軽水炉)で利用することをいいます。

 

「プルトニウム」というのは、「人類がこれまで遭遇した最悪の猛毒物質」だと言われるもので、ウランの250倍も爆発しやすいことから、核兵器の材料になっています。

 

 

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プルサーマル関連エントリー

原子力発電の仕組み
原子力発電といっても蒸気の力でタービン・発電機をまわして発電するという原理は、火力発電と同じです。
ウラン燃料と原子爆弾の違い
原子爆弾は燃えやすいウラン235がほぼ100%の割合で構成されています。
核分裂の仕組み
ウランの原子核に中性子が当たると、原子核が分裂します。
ウランについて
核分裂しやすいウランがウラン235で核分裂しにくいウランがウラン238といいます。
身の回りに存在する放射線
私たちの回りには、もともと自然に放射線が存在します。宇宙からふりそそぐ放射線、大地から出る放射線、食物にも放射性物質が含まれています。また、空気中にはラドンという放射性物質が存在し、放射線を出しているなど、常に私たちは微量の放射線に囲まれて生活しています。
放射線の種類
放射線には何種類か種類があります。 その種類により物質を突き抜ける力(透過力)が異なります。
ベータ線熱傷
ベータ線熱傷とは、放射線熱傷と呼ばれる放射線皮膚障害の一種で、ベータ線を浴びることで皮膚および皮膚内の細胞組織が破壊され、熱傷(ヤケド)に似た症状を発するもの。 放射線熱傷の症状は熱傷に似るが、外部被ばくと内部被ばくの両方を引き起こす性質があり、一般的な熱傷に比べて、血管をはじめとする皮膚組織の深部までダメージが及びやすい。
メルトダウン
メルトダウン(炉心溶融)とは、原子力発電所で使用される原子炉の炉心にある核燃料が過熱し、燃料集合体または炉心構造物が融解、破損することを指す原子力事故です。
エネルギーの67%は廃熱として捨てられる
原子力発電はエネルギー転換効率が非常に悪い(約30%)発電方法ということになります。(火力発電の場合、コジェネレーションシステムを使うと80%以上の熱を利用出来ます。)
放射性セシウムと放射性ヨウ素
放射性セシウムと放射性ヨウ素とは、原子力発電の燃料に使うウランなどが核分裂反応を起こして生成される放射性物質のことをいいます。
MOX燃料
MOX燃料とは、ウランとプルトニウムを混ぜ合わせて作った燃料です。
プルトニウム
プルトニウムは自然界には存在しない元素になります。プルトニウム239は原子炉さえあれば簡単にできてしまいます。