流体
流体の共通の性質は、変形に粘性以外の抵抗を示さずに容器の形にあわせてその形を変えることです。
実際の流体は粘性と圧縮性によって複雑な挙動を示しますが、粘性と圧縮性を持たず流速も全体で一定であるとされる仮想的な流体を「理想流体」や「完全流体」と呼んで区別し、圧力や運動量といった単純な計算をこれらで行い、必要に応じて粘性と圧縮性が考慮されます。
流れ内で乱れがない領域は層流と呼ばれ、乱れた領域は乱流と呼ばれます。
層流、乱流両者の間で幾分乱れた領域を遷移域と呼ばれます。
層流と遷移域、そして乱流となる条件は、流路の直径と動粘性係数、平均流速で決まり、これらの関係はレイノルズ数で示されます。
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