ガス放出防止器

ガス放出防止器

ガス放出防止器は、大きく以下に説明する2方式に分類されます。

 

◇過流式ガス放出防止器
過流式は、ヒューズコックのヒューズ機構と同じような構造で、地震や自然災害による配管の破損などにより大量のガスが流れた場合にガスを遮断する仕組みになっています。
遮断流量に応じて、4.7kg/h用、7.5kg/h用(高圧用)、7.5kg/h用(高圧用)転倒遮断機能付きの3タイプがあります。いずれも作動流量を超過した場合に、ガス通路を閉鎖する機能をもちます。

 

◇張力式ガス放出防止器
張力式は、LPガス容器が地震などによって揺れた場合に、ガス放出防止器本体と壁面などを固定する鎖に所定の力が加わった場合にガス遮断機能を作動させる仕組みになっています。

 

ガス放出防止器の選定にあたっては、製造年月日から6ヶ月以内のものが望ましく、用途に応じて上記から選定する必要があります。
また、LIAの検査に合格した合格証票が貼り付けされたものを使用する必要があります。

 

 

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