音のレベル
音のレベル、強さは、音波の進む方向に垂直な単位面積あたりの音響の強さをいい、単位はW/uであらわします。
最小可聴音は0.00000000001W/uで、これを基準に音の強さのレベルを示し、単位はデシベル(dB)であらわします。
音の強さのレベルは、次の計算式で求められます。
10 log10×(その音の強さ(I)/基準音(I0))
音圧の程度の目安
20dB
・木の葉のふれあう音・置時計の秒針の音(前方1m)
30dB
・郊外の深夜・ささやき声
40dB
・市内の深夜・図書館・静かな住宅の昼
50dB
・静かな事務所・クーラー(屋外機、始動時)
60dB
・静かな乗用車・普通の会話
70dB
・ステレオ(正面1m、夜間)・騒々しい事務所の中・騒々しい街頭
80dB
・地下鉄の車内・電車の車内・ピアノ(正面1m)
90dB
・犬の鳴き声(正面5m)・騒々しい工場の中・カラオケ(店内客席中央)
100dB
・電車が通るときのガードの下
110dB
・自動車の警笛(前方2m)・リベット打ち
120dB
・飛行機のエンジンの近く
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