結露
結露現象には、表面結露と壁体内部に発生する内部結露があり、特に内部結露防止対策には注意が必要となります。
また、結露の対策には、水蒸気の抑制、建物の断熱化が要求されます。コンクリートの建物では、内断熱工法よりも外断熱工法のほうが、結露対策には有効とされています。
【表面結露の防止】
@室内に発生する水蒸気を抑えると同時に、換気や除湿を行います。
A室内空気を流動させ、表面伝達率を高めて内装材の表面温度を高めて露点温度以下になることを防ぎます。
B建物の断熱性を高め、熱貫流抵抗を大きくします。
・壁体に断熱材を入れます。
・熱容量の大きな材料を用いて壁体を厚くします。
・壁体を2重にして空気の層を設けます。
・外部に接する開口部の建具を2重にします。
【内部結露の防止】
壁体内部で露点温度以下になると、室内外の温度差によって結露が生じます。内部結露を防止するには、断熱層を外壁の外側に入れ、壁体内を露点温度以上に保ちます。また、室内側へ防湿層を設け、湿気の侵入を防ぎます。
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