排水トラップ
排水トラップとは、排水経路の途中を水で遮断し、そこから空気や硫化水素等のガス及び衛生害虫等の侵入を防止する働きをします。
排水トラップには以下のような形式があります。
・Sトラップ
・Pトラップ
・Uトラップ
・ベルトラップ
・ドラムトラップ
・サイフォン式水封トラップ
【注意点】
気をつけて頂きたいのが二重トラップ(ダブルトラップ)です。
二重トラップ(ダブルトラップ)とは、1個の器具の配管に直列に2個以上のトラップを接続することです。
二重トラップ(ダブルトラップ)にしてしまうと、排水の流れの抵抗が増大し排水不良の原因となるため禁止されていますが、施工ミスが多くトラップ付き桝(トラップ桝)を設置しているにも拘らず、途中でトラップをつけてしまうといった事例が多いようです。
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排水トラップ関連エントリー
- 直結給水方式
- 水道を直接敷地内へ引き込み、そのまま水道配水管の持っている圧力を利用して各所に給水する方式です。
- 増圧直結給水方式
- 直結給水方式の利点を活かし、欠点である圧力不足を補う事のできる給水方式です。
- ポンプ直送給水(圧力給水ポンプ)方式
- 敷地内、もしくは建物内へ受水槽を設置しポンプにて加圧給水する方式です。
- 重力給水方式
- 地上もしくは地階へ設置された受水槽より建物最上部へ設置した高架水槽へと揚水ポンプにて水を押し上げ、その高架水槽から重力で給水する方式です。
- 水頭
- 水頭とは、流体がもつエネルギーを水柱の高さに置き換えたものになります。
- 損失水頭
- 損失水頭とは、管内及びダクト内を流体が流れる際に生ずる圧力損失を水頭圧の単位[m]で表すことをいいます。
- 動水勾配
- 動水勾配とは、配管長に対する摩擦損失水頭のことをいいます。
- 排水設備
- 建築設備設計で排水の計画を行う際は、まず敷地周辺の公共下水道の有無や取り付け高さや配管口径、勾配などの調査を行う。
- BOD
- BODとはBiochemical Oxygen Demandの略称で,河川水や工場排水中の汚染物質(有機物)が微生物によって無機化あるいはガス化されるときに必要とされる酸素量のことです。
- 浄化槽
- 平成13年4月1日から浄化槽法が改正され、法律上では、合併浄化槽のみが「浄化槽」として位置づけされ、トイレの汚水のみを処理する単独浄化槽は、原則として新たな設置ができなくなりました。また、現在設置されている単独浄化槽を合併浄化槽に設置替えするよう努めなければならなくなりました。
- グリース・トラップ(Grease trap、グリスト、GT)
- 基本的には、受けカゴ、水槽、トラップ管の3点による構造が一般的です。
- 自己サイホン作用
- 自己サイホン作用とは、衛生器具のおいて排水を行う際に、その器具自身の排水によって生じるサイホン作用により、器具トラップの封水が流出し、封水が失われる現象のことをいいます。
- 水撃作用(ウォータハンマー)
- 水撃作用とは、ウォータハンマーのことであるが管内を流体(水)が流れるとき、弁等によって流れを急に止めると、水の運動エネルギーは圧力に変わり、管内に急激な圧力上昇を起こし、場合によっては水槌音が発生することがある。
- COD
- 汚濁水を化学的に酸化したときに必要な酸素の量を表します。
- ph 計
- pH計とは水溶液の酸性アルカリ性の程度を測る計器です。
- 残留塩素計
- 水処理施設、水道水、プール、スーパー銭湯、工場廃水、河川など、測定濃度に合わせ高濃度用や低濃度用などの残留塩素計があります。
- 受水槽
- 受水槽とは、水道引き込み管から引き込んだ水道水を貯水するタンクのことをいいます。
- 吐水口空間
- 吐水口空間とは、逆流により上水道が汚染されるのを防ぐ為に器具等に給水される吐水口と衛生器具のあふれ縁の間の空間のことをいいます。
- ベローズ形熱動トラップ
- ベローズ形熱動トラップは、金属ベローズの中に揮発性の液を封入して、温度の高い蒸気に触れると膨張して弁が閉じる仕組みとなっています。
- バキュームブレーカー
- バキュームブレーカーは、給水管内に負圧が生じた時、または生じそうになった時に自動的に空気を吸引する構造で、大気式と圧力式があります。