アプローチとは、一般的に冷却塔の設計をする際に必要な条件になります。冷却水の出口温度と外気の湿球温度との温度差(冲)のことをいいますが、標準的にはアプローチは5℃程度が一般的になります。
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クーリングレンジとは、冷却塔出入口の冷却水の温度差をいいます。一般的にクーリングレンジは5℃程度になります。
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湿り空気線図といえば、主に「湿り空気h-x線図」の事を指すのが一般的になっている。空気の状態や熱的変化知るのために、主に用いられる。湿り空気線図は線図上に、乾球/湿球温度/露点温度、絶対/相対湿度、エンタルピーなどを記入し、その中から2つの値を求めることにより、湿り空気の状態が分かるようにした線図の...
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デフロストとは除霜のことです。ヒートポンプエアコンは暖房時に室外機が冷房運転しているようなものなので、その為外気温が低く、湿度が高めの場合に室外機熱交換器が霜付きを起こします。屋外機に霜付を起こすと運転能力が低下してしまうので排除する為にデフロスト運転を行います。この時、屋内機では一時的(10分くら...
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エリミネーターとは、空調機などに設置される空気の流れに随伴する水滴の飛散を防ぎ、 液滴を除去する装置です。鉄板や樹脂成形板などでジグザグに折って並べた構造で 水滴の慣性力を利用して分離します。
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一般に一定圧力のもとで物質が状態変化している間は、熱を与えても温度変化はしない。潜熱とはこの状態変化に使われる熱のことをいいます。水分子が水面から大気中へと蒸発する場合(十分な量の液体の水があると考える)、水分子が熱を低温側となっている大気中に運び、その結果水面に接する大気は周囲の大気よりも高温とな...
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顕熱とは物質に熱の移動があった場合、物質の状態を変えずに温度変化に使われる熱のことをいいます。つまり、温度が上昇下降する時に変化する熱 が「顕熱」です。顕熱の求め方顕熱=1.2(kg/m3)×1(kJ/kg・K)×V(m3/h)×ΔT(K)/3600(h/s)
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飽和湿り空気について説明します。飽和湿り空気とはある温度で最大限水蒸気を含んだ空気のことをいいます。相対湿度100%で、状態点が空気線図で空気線図の飽和曲線より上にある状態になります。なお、湿り空気の水蒸気分圧が飽和水蒸気圧を上回っても、水蒸気が凝縮しないことがあり、これを過飽和状態といいます。過飽...
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ベルヌーイの定理(ベルヌーイのていり、Bernoulli's principle)は、ダニエル・ベルヌーイ (Daniel Bernoulli 1700-1782) によって1738年に発表された流れに沿って成り立つエネルギー保存の法則で、流体の挙動を平易に表した式です。圧力によるエネルギー、運動エ...
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ゲイルザックの法則(シャールの法則)とは、「一定重量の気体を一定圧力の下で準静的に温度変化させるとき、その体積変化の割合は温度変化に比例する。」といったことを示します。0℃における体積をV0、t℃における体積をVtとすれば、この法則は次式で示されます。Vt = V0(1 + t/273)圧力一定の元...
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換気の方式はこれまで基本的に三種類あり、それぞれ次のような特徴があります。1)第一種換気---給気と排気を共に機械で行うもの。(ロスナイ等の熱交換換気設備はこの給排気型として第一種換気と言えます。)2)第二種換気---給気を機械で行い、排気は正圧になった室内から自然に排気口から押し出される、いわゆる...
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第一種機械換気とは、給気側と排気側にそれぞれ専用の送風機を設ける換気設備です。給気、排気が送風機によって強制的に行うため、もっとも確実に換気を行える方式といえます。外気と遮断された無窓の居室や窓が開放できない空調室などで確実な換気量を必要とする部屋のほかに、厳密な圧力や気流分布を必要とする実験室など...
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第二種機械換気とは、給気側だけに送風機を設けて室内を正圧に保ち、排気は室内圧が正圧になった分だけ排気口から逃す方式です。この方式では給気量が確実に期待できるので、空調における外気の取入れや燃焼室、又は、手術室・クリーンルームなど汚染空気の流入を防止する必要のある場所で用いられます。逆に臭気や有毒ガス...
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第三種機械換気とは、排気側だけに送風機を取り付け、室内を負圧にして換気する方式です。給気はガラリなどの給気口を通じて負圧となった室内に自然に流れ込みます。一般的にこの方式は、便所や浴室などのように臭気や水蒸気などが発生する部屋の換気に適してます。しかしながら、この第三種換気は給気時、冷たい外の空気を...
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CMHとは、送風機の能力を表す単位で、Cubic Meter per Hourの略になります。1時間に何m3(Cubic Meter)の空気を送ることができるかとうことを表す単位です。つまりCMH = m3/hということになります。ちなみにCMMとは、Cubic Meter per Minuteの略...
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気圧とは、ある地点における大気の圧力のことをいいます。気圧を測るには水銀柱による測定法が標準的なもので、水銀柱の高さ[mmHg]を気圧を表示する単位としています。1気圧[atm]=0℃760mmHgを標準としています。ちなみに、気象学では、1cuの表面積に1000ダイン[dyn]の力が働く圧力を1ヘ...
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1623 - 1662年 フランスの数学者、物理学者で「真空論」、「流体論」の研究を行った人になります。パスカルの原理とは、静止している流体の一点に圧力を加えると、流体全体に同じ大きさの圧力の増加が現れる現象のことをいいます。したこの理論により、油圧ジャッキ、アクチュエーター、油圧フォーク・リフトな...
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「熱容量」とは、物質の温度を1℃上げるのに必要な熱量をあらわします。また「比熱」とは、1gの物質を1℃上げるのに必要な熱容量をあらわします。つまり、水の比熱を1として、水を1℃上昇させるのに必要な熱量は熱量(Cal) = 比熱 x 質量(g) x 温度変化(冲)より 1カロリーとなります。(1リッ...
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熱力学における重要な法則のひとつとして、熱力学第零法則があります。熱力学第零法則とは、物体AとB、BとCがそれぞれ熱平衡ならば、AとCも熱平衡にある。という原則を示しています。熱平衡とは、つまり熱的つりあいにある物体同士は同じ温度を持つため、AとBが熱平衡であればAとBの温度は等しく、BとCが熱平衡...
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熱力学の第一法則とは、熱エネルギー、力学的エネルギーおよび化学的エネルギーなどの総和の保存、すなわち総エネルギー保存の原理、エネルギー不滅の原理を示すもであります。熱力学の第一法則には以下のような種々の表現の仕方があります。@機械的仕事が熱に変わり、または熱が機械的仕事に変わる場合、機械的仕事と熱量...
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ランニングコストとは、機械、設備機器を稼動させたい時にかかるコスト及び保守管理する為に必要なコストのことです。つまり維持管理費のことを指します。また、ランニングコストに対して設備投資の費用をイニシャルコストといわれ最初の出費のみですみます。しかしランニングコストは、電気代や保守点検サービスに関わる費...
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風圧とは、ファン(送風機)により与えられた空気の圧力のことをいいます。圧力は水柱の高さで表し、単位はPa(パスカル)で表します。圧力は大気圧を0にし、これを基準とします。ちなみに、扇風機の前で紙を放すと紙は前に風で飛ばされますが、この飛ばす力を風圧といいます。風圧には、静圧、動圧があり、この静圧と動...
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静圧とは、流動する気体又は液体の全圧から動圧を差し引いた圧力をいい、流れの方向に対して垂直に作用する単位面積当たりの力をいいます。kg/m2及びmmAg(mmH2O)の単位にて表します。ダクト内部のあらゆる面に及ぼす圧力=静圧風速により生ずる圧力=動圧動圧 + 静圧 = 全圧わかり易く例えるならば膨...
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機外静圧とは、空調機など送風機の出口での静圧のことをいいます。機外での抵抗がなければ、機外静圧0の状態となりますが、ダクトが長くなれば長くなるほど抵抗が大きくなるので、多くの機外静圧を必要とします。ちなみに機外静圧が大きくなると、風量は低下します。機器を選定する際は、機外静圧がいくらの時、風量がいく...
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動圧とは、ダクト内の流体が流速または風速によって生じる圧力のことをいいます。単位は静圧と同じくPa(パスカル)で表し、ピトー管によって測定します。動圧は流速(風速)による運動エネルギーの上昇分で次の式で表わされます。PV=p/2・V2 (Pa) V : 風速(m/sec) p : 空気の密度(kg/...
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ULPAフィルターとは、Ultra Low Penetration Air フィルターの略です。JIS規格で、定格流量で粒径が0.15μmの粒子に対して99.9995%以上の粒子捕獲率をもち、かつ初期圧力損失が245Pa以下の性能を持つエアフィルタで、半導体工場の様な高い清浄度が要求されるクリーンル...
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インテリアゾーンとは、建築物内部で外壁からの熱的影響を受けない区域のことで、建築物内部のペリメーターゾーンを除いた部分になります。インテリアゾーンは、外壁から3m〜6m以上はなれた内側で、暖房負荷が少なく冬でも暖房の立ち上がり時以外は冷房になる場合があります。この冷房負荷の主は照明器具、人体、OA機...
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ペリメーターゾーンとは、建築物内部の空調域で、外壁からの熱的影響を受ける区域のことです。一般的に外壁から3〜6m程度です。ガラス窓などが配置されていることが多いため日射しや外気温の影響を受けて室内温度が変化しやすく、空調負荷が大きな場所になります。また、レイアウト時に人が座らないように配慮する必要が...
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手計算による最大負荷計算法は、Respones_Factors を用いた、非定常計算による最大負荷計算法で、その精度・汎用性・応用性については、現在日本で行われている各種の「最大負荷計算法」の中で、最も合理的で信頼性の高い計算法と云える。
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設計用最大熱負荷計算法は、定常計算による計算法で、“略算でよいから、手早く結果を得るため・・・”に開発された、という計算法であり、旧来の手計算法(空気調和ハンドブック等)と大差なく、その信頼性については、「手計算による最大負荷計算法」に比して、数段グレイドが低いと云える。
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基礎代謝とは、生命維持のために最低必要な代謝のことです。体表面積当たりの1時間の必要熱量で表示します。成人男性の場合60kcal/h、成人女性の場合は50cal/hで、男性の方が基礎代謝量が多くなります。また、年齢では15〜18歳の高校生の年代で最も高く、年齢を重ねるに連れて基礎代謝量は減少していく...
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新有効温度(ET*)とは、湿度50%を基準とし、気温、湿度、気流、放射熱、作業強度(met)、着衣量(clo)の6つの因子により計算された環境を総合的に評価したものであります。有効温度は湿度100%を基準としていますが、一般環境とはかけ離れており、長時間滞在時の温冷感とは一致しないために新有効温度が...
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飽和度とは、比較湿度のことを表します。ある空気の絶対湿度x【kg/kg(DA)】と同じ温度の飽和空気の絶対湿度xs【kg/kg(DA)】の比を【%】で表したものです。空調で扱われる湿度範囲では、相対湿度とほぼ一致します。
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氷の融解熱とは、0℃の氷1kgを加熱して0℃の水に状態変化させるために必要な熱量のことをいいます。氷は凝固熱、融解熱が大きく、例えば例えば融解するときに、潜熱として1キログラムあたり約 80 kcal (333.5 kJ) の熱を周囲から奪います。これは同量の水を0℃から80℃まで温めることができる...
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コールドドラフトとはガラス面が冬季に外気で冷却され、このガラス面により室内の空気が冷却されて、比重が重くなり下降気流となって床面を這い、足元に不快な冷気流が起こることをいいます。コールドドラフト現象の解決策としては、北欧などで長く使われてきたパネルヒータが最も優れた方法と言えます。これを窓の下に設置...
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エンタルピとは、物体の持っているエネルギーのことをいい0℃の乾き空気1kgが持っているエネルギーのことであります。物質が発熱して外部に熱を出すとエンタルピーが下がり、吸熱して外部より熱を受け取るとエンタルピーが上がります。また、物質が他の物質などに仕事をするとエンタルピーが下がり、外部より仕事を受け...
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○シックハウスとは?新築や改築後の住宅などで、住宅を高気密化することや、化学物質を放つ建材や内装材を使用することにより、化学物質による室内空気汚染などがあり、居住者に様々な体調不良が生じていることが数多く報告されています。これらの症状は多様で、症状発生の仕組みをはじめ、未解明の部分も多く、また様々な...
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おもに大規模な工場や倉庫の屋根上部に設置される換気扇です。壁に設置した送風機では換気できない面積が非常に大きな建物や発熱等が多く大風量を必要とする建物で用いられます。
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主に工場や倉庫、飲食店の厨房などで利用される換気扇です。金属製の大きな羽根が3 - 4枚付いていて給気用と排気用があります。設置方法は壁に固定する為、電動機や羽根など、本体がすべて内側に納まるようになっており、通風孔の形状を選ぶ必要がありません。また、一般型換気扇のようにデザイン性を持ち合わせたもの...
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タスク・アンビエント空調とは、タスク域(人が常時いる空間)とアンビエント域(それ以外の空間)の2つに分け、タスク域(人が常時いる空間)を集中して温度制御する事を目的とした空調方式です。全体を均一に空調する方式と比べ、タスク域のみを快適に保つように制御することで、空調負荷及びランニングコストできると考...
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中性能フィルター(MEPAフィルター)とは、主として粒径が、5μmより小さい粒子に対して捕集効率が60〜95%程度の粒子捕集率を持つエアフィルターのことをいいます。性能はHEPAフィルターよりもやや劣りますが、それでも花粉の集塵能力には十分優れています。特にHEPAフィルターの前処理フィルターや室内...
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アスマン通風乾湿計は、リヒャルト・アスマンが考案したもので、通風湿球湿度計とも呼ばれます。輻射熱を防ぐクロムメッキされた金属中に湿球温度計・乾球温度計を2本内蔵し、送風機で一定速度で通風するものです。両温度計の読みから、乾球温度と相対湿度を求めることができます。
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「乾球温度」の略称で Dry Bulb、略してD.B。一般の温度計で計った温度をいい、その場所での空気温度で、DBt℃または℃DBと表します。
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「乾球温度」の略称で Dry Bulb、略してD.B。一般の温度計で計った温度をいい、その場所での空気温度で、DBt℃または℃DBと表します。
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クリモグラフとは、地域の気候状況を把握するために月毎の平均値から年間の推移を示すグラフであり、気候図のひとつです。縦軸には月平均気温、横軸には月平均湿度を取り、1ヶ月毎の平均状態をプロットして閉曲線を描いたものになります。
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シーリングファンは、名前の通り天井扇の一種で、サーキュレーターともいわれています。おもに、天井の高い所、吹き抜け部分へ取り付け、大きな羽を回転させて室内の空気を循環させます。天井面で循環させる事で、床面との温度差を解消するのが目的で使用されます。
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PAM制御のPAMは英語でPulse Amplitude Modulationの略で、インバータを用いたパルス振幅変調制御の事をいいます。電圧の高さで圧縮機モーターの回転数コントロールができ、パワーが必要な時には、電圧を高めて超高速回転でパワーアップさせる事が出来ます。家電製品のエアコンや冷蔵庫など...
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熱貫流率は、壁やガラスなどからの熱の伝わりやすさを表す値です。(熱通過率と表される場合もあります。)熱は、温度の高い所から低い所へ移動する現象を熱貫流といい、1時間で面積1uあたり何Kcalの熱が移動するかを表します。熱貫流率は小さいほうが断熱性に優れます。この率は流体と壁面との間の熱伝達率及び壁体...
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エントロピーとは、熱力学、情報理論、統計力学など色々な分野で使用されています。熱力学では、熱や仕事のエネルギーが相互に関係しています。エントロピーとは、その熱や物質の拡散の程度を示す指標になります。自然界では、エントロピーは減少する事は無く、時間と共に増加を続ける。これが『熱力学第2法則』といいます...
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エンタルピー(enthalpy)とは、物体が内部にもっている総エネルギー(熱量の合計)の事で、内部エネルギーと、圧力と体積の積からなるエネルギーの和で表わされます。単位はkcal/kgになります。エンタルピーの定義H=U+PV (エンタルピー=(内部エネルギー)+(圧力×体積)) H : エンタルピ...
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シャルルの法則で、絶対零度(0K)になると熱運動はすべて停止するため、それ以下の温度は存在しないとされています。(絶対零度(0K)はセシウス温度で表した場合?273.15 ℃になります。)また、この状態に近づくことは出来るが、理論上到達する事は不可能とされています。そこで、絶対温度とは最低の温度を基...
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アスペクト比とは、ダクトの縦横比(アスペクト比)のことをいいます。長方形ダクトの場合、ダクトの摩擦抵抗、強度を考えると正方形に近いほうがよいのですが、通常4:1以下に抑えることが望ましいです。しかし、納まり上どうしても厳しい場合があるかと思いますが、最大でも8:1を超えないようにする必要があります。...
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デューリング線図とは、物質の蒸気圧を推定するための線図です。(TA−TA′)/(TB−TB′)=一定 液体A,Bの圧力pにおける沸点をTA,TB 圧力p′における沸点をTA′,TB′おもに、吸収式冷凍機の設計や運転状態の評価に用いられます。
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オリフィス流量計は、流体の管路に円盤状の障害物(オリフィス)を取り付けて流れを絞ることにより、その前後に圧力差を生じます。この際に差圧とオリフィスと配管の断面積の比から流量を測定する計器のことをオリフィス流量計といい、差圧式流量計ともいわれています。【 特徴 】1, 広い適用範囲 液体、気体、蒸気 ...
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Q-H特性のQとHは次の意味をあらわします。 Q : Quantity(風量) H : Head(静圧)Q-H特性とは、送風機の特性をグラフで表すとき、横軸に風量、縦軸に静圧をとります。このとき、風量に対する静圧の曲線グラフ(Q-Hカーブ)を描きます。Q-H特性は、機種によっては特性曲線図、静圧・風...
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熱水分比とは、空気に出入りする水蒸気によって、空気の持っている熱エネルギーがどれほど変化するかを示すものです。簡単に説明すると、エンタルピの変化量と絶対湿度の変化の比のことをいいます。熱水分比は次式で求められます。u=dh/dx u : 熱水分比 dh : 比エンタルピーの変化量 [kJ/kg(DA...
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ゾーニングとは、一つの用途の建物でも使用時間、使用用途や室の方向などによって各室の負荷は異なりますので、負荷の性質によって、いくつかのゾーンに分けることをいいます。事務所などでは一般的に、外周部(ペリメーターゾーン)と、内部(インテリアゾーン)に分けられます。
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フロンとは正式にはフルオロカーボンといい、炭素とフッ素から構成されています。フロンの種類はたくさんありますが、大きくCFC、HCFC、HFCの3種類に区分されます。CFC(クロロ フルオロ カーボン)・特定フロンで現在は生産中止になっています。HCFC(ハイドロ クロロフルオロ カーボン)主な種類R...
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年間負荷係数(PAL)とは建物外周部の熱的性能を評価する指標です。 事務所・・・80×規模補正係数 以下になるようにします。 店舗・・・100×規模補正係数 以下になるようにします。【計算方法】PAL=ペリメーターゾーンの年間熱負荷/ペリメーターゾーンの床面積
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空調エネルギー消費係数(CEC)とは空調設備にかかるエネルギーの効率的な利用の基準として用いられる指標です。 事務所ビル・・・1.6以下 店舗・・・1.8以下以上の通り用途により値が決められています。【計算方法】CEC=年間空調エネルギー消費量/年間の仮想空調負荷
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エコアイスとは、夜間の電力を利用したり、回収熱を蓄えて冷暖房の冷温水に利用する氷蓄熱式空調システムのことをいいます。氷蓄熱は氷の融解熱(潜熱)を利用し空調を行いますが、比較的大規模な施設を省エネ化するために導入される空調システムです。最近では小型の店舗、事務所向けも登場しています。【氷蓄熱方式のメリ...
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冷凍機やヒートポンプの性能を表すもので、値が大きいほど効率がよく、消費電力1kWあたりの冷却・加熱能力を表します。成績係数(COP)は省エネ法にも採用されているため、冷房機器の性能指標として広く一般に浸透しています。COPが高い製品ほど、効率的(省エネルギー)で熱を作り出すことができるということにな...
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圧縮式冷凍機とは、蒸発・圧縮・凝縮・膨張の4つの冷凍サイクルを練り返して冷凍作用を行う冷凍機のことをいいます。圧縮式冷凍機の冷媒ガスは冷凍機内の圧縮器で高温高圧に圧縮された後に凝縮器に送られて冷却され、液化し蒸発器で気化します。その際に周囲の熱を奪い冷却効果を生じます。
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吸収式冷凍機とは、冷媒に水を使用して蒸発器で低圧化で蒸発させて吸収剤(臭化リチウム)に吸収させます。その際に発熱しますので、これを冷却するのに冷却塔が必要となります。冷媒を吸収して薄くなった吸収剤は再生器に送り加熱して吸収器に戻します。つぎに再生器で発生した水蒸気は凝縮器に送り、冷却して蒸発器へ送り...
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冷凍サイクルとは、蒸気圧縮式冷凍方式の冷媒が、蒸発→圧縮→凝縮→膨張の4行程を循環するサイクルをいいます。4工程の中で蒸発作用の際に熱を運び冷却します。この冷凍サイクルを表すのがp-h線図(モリエル線図)になります。冷凍機械責任者講習会のテキストでもある「SIによる初級受検テキスト:日本冷凍空調学会...
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p-h線図とはモリエル線図とも呼ばれますが、蒸気圧縮式冷凍方式での冷媒の状態変化(冷凍サイクル)を表す線図です。冷媒の絶体圧力を縦軸に,エンタルピを横軸にとり、冷凍サイクルの各部の状態を線図上に描き、設計計算などに用いります。p-h線図
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マルチタイプパッケージエアコンは1台の屋外機に複数台の屋内機が接続されるタイプになります。屋内機の個々の容量が異なる、運転、制御も各屋内機ごと可能になっています。そのため多くの建物で使用されています。ただ、同時に冷房、暖房運転は不可能となっていますが、同時冷暖房運転を行いたい場合は、冷暖房フリーマル...
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冷暖房フリーマルチパッケージエアコンは、マルチパッケージエアコンの欠点である屋外機1台で冷暖房同時運転を可能にしたタイプで、同一建物内で用途により冷房と暖房を同時に使用する場合に合わせたタイプのパッケージエアコンになります。特徴としては、冷媒配管は屋内機と屋外機の直近まではバランス管を含めて3本で、...
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チリングユニットは『チラーユニット』ともいわれ、圧縮機、冷却器、凝縮器及び冷媒配管などをコンパクトにまとめた往復式(レシプロ式)冷凍機で、これの運転設備などを1台の架台に組み込みユニットとした水冷却装置になります。主に、5℃〜10℃の冷水を作る機器になります。
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ダクトの設計上の留意点・角ダクト断面のアスペクト比(長辺と短辺の比)は4以下とします。・急な曲がりは避け、曲管部の内側半径はダクト幅の1/2以上とします。それ以下の場合はガイドベーンなどを入れ局部抵抗の減少を図ります。・ダクトの急拡大や急縮小は避けます。 急拡大は15°以下 急縮小は30°以下・複雑...
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静圧再取得法は、ダクト各分岐部あるいは吹出し口における静圧を等しくする事と、設計風量に出来るだけ近い風量の分配を目的としてダクト寸法を決める方法で、分岐地点〜分岐地点までの摩擦抵損失分を、分岐による風速の減速で得られる静圧増加分(静圧再取得)により補い、分岐部、吹出し口での静圧を一定に保ちます。なお...
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自然排煙方式とは、天井面もしくは天井から80cm以内に床面積の1/50以上の有効な開口部を設けて煙を排出する方式です。◇建築基準法施行令 第126条の3(排煙設備 構造)前条第1項の排煙設備は、次に定める構造としなければならない。一 建築物をその床面積500m2以内ごとに、防煙壁で区画すること。二...
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ダルトンの法則とは、気体の特性についての法則です。一般に数種類の気体が、混合しているときの気体の全体としての圧力は、各気体成分がそれぞれの圧力の和に等しいという法則で、ダルトンの分圧の法則ともいわれます。イギリスの科学者ダルトンが発見したし、窒素酔いや酸素中毒、減圧症、シャローウォーターブラックアウ...
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ポンプダウンとは、エアコンの移設や撤去を行う際に、室内機と冷媒配管にある冷媒を室外機に回収することをいいます。この作業をしないと、フロンガスが大気中に放出され、環境の汚染につながりますのでエアコンを取り外す際には必ず実施します。夏場なら設定温度を最低にして冷房運転を開始。 冬場は冷房運転しても室外機...
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